お知らせ
CFA2012:ブース出展等結果報告
カーボン・フォーラム・アジア2012
ブース出展等結果報告
2012年10月30日~31日、タイ・バンコクにおいて開催されたカーボン・フォーラム・アジア2012において、(一社)海外環境協力センター(OECC)は、(公財)地球環境戦略研究機関(IGES)、(独)環境再生保全機構(ERCA)、気候変動対策認証センター(4CJ)と共同で「ジャパン・パビリオン」の出展を行い、OECCブースでは日本政府による二国間メカニズムの紹介や日本国内におけるカーボン・オフセットの取組等について情報提供・紹介を行いました。イベント開催期間中、民間事業者、コンサルタント、メディア関係者、学術・研究機関関係者、政府関係者等の炭素市場に関わる多数の来場者に対して説明・紹介を行うとともに、意見交換を行いました。
また、カーボン・フォーラム・アジア2012期間中、OECCはIGESと共同で、サイドイベント「アジア諸国におけるBOCM及びNAMA支援について(Japan’s supporting programme for NAMA and BOCM in Asian countries)」を開催致しました。サイドイベント内容等については、こちらのページにてご覧頂けます。
カーボン・フォーラム・アジア ウェブサイト:www.carbonforumasia.com
来場者からの質問・意見概要
日本政府による二国間オフセットクレジットメカニズム(BOCM)に関する事項
- ・BOCM制度に関する日本政府内での検討状況
- ・BOCM実施のための各国政府間交渉の進捗状況
- ・BOCMクレジットの予想取引価格、他マーケットとのクレジット互換性、クレジット発行見込量
- ・BOCMとCDMの違いについて
- ・BOCMと排出量取引(例:グリーン投資スキーム(GIS))の違いについて
- ・BOCM方法論の内容、検討・作成状況
- ・BOCMにおいて対象となるプロジェクトの種類
- ・京都議定書第2約束期間においてBOCMを実施する意義について
- ・クレジットが出ないと事業者としてのメリットがない
- ・ホスト国(ユニラテラル)や第三国の事業者がBOCMの事業に参加する可能性
- ・検証活動を行う第三者機関について、費用負担について
- ・FS案件を手掛ける日本の事業者を紹介して欲しい
- ・小島嶼諸国等でもFSやキャパビルを進めて欲しい
日本国内における国内カーボン・オフセットに関する事項
- ・市場規模、クレジット価格動向
- ・日本の国内政策におけるオフセット制度、J-VER制度の位置付け
- ・日本の国内制度とBOCMとの関係
- ・国内の類似制度との関係(東京都排出量取引制度等)
- ・J-VER制度における追加性の証明方法について
- ・ニュートラル認証とオフセット認証の違い
- ・X-VER(J-VERの海外移植版)の今後について
- ・企業がオフセット認証を受ける動機について
- ・全般的な日本国内におけるオフセット関連制度の状況について(認知度、登録件数等)
- ・世界的なVER(GSやVCS)とJ-VERの関係性
- ・オフセット認証における海外クレジット(VER等)利用の可能性について