SB50:UNFCCC公式サイドイベント

「東南アジア地域におけるNDC実施に係る地域ダイアローグ-JCMの実施促進及びキャパシティ・ギャップのストックテイク並びに地域キャパシティ・ビルディング・プラットフォームの役割」

パリ協定ではその実施のための3つの手段として、資金、技術開発・移転及びキャパシティ・ビルディングの重要性が強調されている。キャパシティ・ビルディングについて、途上国における能力・力量の向上のために、取組の強化と様々なアクター間での協力が必要である。技術移転について、二国間クレジット制度(JCM)は先進的な低炭素技術の普及とGHG削減の取組を促進し、途上国の持続可能な開発に貢献している。

 

一つ目のテーマとして、ASEAN地域における気候変動に係るキャパシティ・ビルディングについての経験と進捗が共有され、NDC実施に向けたキャパシティ・ビルディングのギャップとニーズについて意見交換を行った。次に二つ目のテーマとして、二国間クレジット制度(JCM)の実施状況について共有され、NDC実施への貢献に向けたJCMの更なる促進及びスケールアップのベネフィットと課題について議論を行った。

 

開催日時

2019年6月20日(木)18:30 – 20:00

 

会場

Room Bonn , World Conference Center Bonn(ドイツ・ボン)

 

主催

タイ天然資源環境省(MONRE, Thailand)、日本環境省(MOEJ)、タイ天然資源環境政策・計画局(ONEP, Thailand)、タイ温室効果ガス管理機構(TGO, Thailand)、国際協力機構(JICA)、海外環境協力センター(OECC)

 

サイドイベント議事メモ

 

プログラム

サイドイベント・フライヤー(英文)

 

  • 挨拶
  • Ms. Natthanich Asvapoositkul (タイ天然資源環境政策・計画局(ONEP) 気候変動管理・調整部部長)
  • プレゼンテーション・セッション
  • モデレーター:Mr. Makoto Kato (業務部部長、海外環境協力センター(OECC))
18:35-19:25
  • 「ASEANにおけるパリ協定達成のための手段としてのキャパシティ・ビルディングの重要性」
  • Dr. Stefanos Fotiou(国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)環境開発部部長)
  • パネル・ディスカッション及び質疑応答
  • モデレーター:Mr. Koji Fukuda (チーフアドバイザー、国際協力機構(JICA))
19:25-20:00
  • パネリスト:プレゼンテーション・セッションの登壇者全員
    • ガイディング・クエスション:
    • ・ASEANにおけるNDC実施のための優先的なキャパシティ・ニーズは何か?実施フェーズ移行の成功のためのキャパシティ・ギャップはあるか?
    • ・JCMの実施から得られる教訓は何か?またプロジェクトをどのように増加させるか?
    • ・ASEANにおけるキャパシティ・ギャップ及びニーズをどのようなアプローチで効果的に評価するか?
    • ・キャパシティ・ニーズを満たすために、現在実施されている地域内の協力をどのようにアップスケールするか?また、どのようにキャパシティ・ビルディング・プラットフォームを長期的に継続していくか?

 

  • 閉会