2017年5月16日開催SB46サイドイベント
2017年05月16日
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第46回補助機関会合(SB46)サイドイベント
二国間クレジット制度(JCM)プロジェクト実施に係る進捗と成果
The Joint Crediting Mechanism (JCM): Achievements and current progress of projects implementation
環境省、(一社)海外環境協力センター(OECC)は、5月8日~18日にドイツ・ボンで開催された国連気候変動枠組条約第46回補助機関会合(SB46)のサイドイベントとして、「二国間クレジット制度(JCM)プロジェクト実施に係る進捗と成果(The Joint Crediting Mechanism (JCM): Achievements and current progress of project implementations)」を開催しました。当日は約30名の各国の政府関係者や専門家が参加しました。
JCMは国際的な市場メカニズムのひとつとして活発に運用されており、日本とパートナー国(17か国)とが協力して構築、実施してきました。歴史的な合意「パリ協定」の採択-JCMなどの国際協力はパリ協定第6条に位置付けられています。本サイドイベントでは、JCMパートナー国であるコスタリカ、ケニア、パラオ、フィリピン政府からパネリストを迎え、JCM実施に係る進捗や期待について議論するとともに、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局からは市場メカニズムに係る交渉の最新の状況について紹介されました。
開催日時
2017年5月16日(火)13:15~14:45
会場
ドイツ連邦共和国美術展示館ラウンジ(ドイツ・ボン)
主催
環境省、(一社)海外環境協力センター(OECC)
サイドイベント議事メモ
プログラム
イントロダクション ファシリテーター:(一社)海外環境協力センター(OECC) 主任研究員 小河原 二郎 氏 |
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プレゼンテーション・セッション |
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13:15-13:45 | 「UNFCCC会合における市場メカニズムに係る議論の最新動向」 UNFCCC事務局 持続可能な開発メカニズム戦略マネージャー Mr. Niclas Svenningsen |
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「二国間クレジット制度(JCM)-成果とプロジェクト実施の進捗」 日本国環境省 小圷 一久 氏 |
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ディスカッション・セッション | |
13:45-14:25 | JCMの進展と将来への展望 ファシリテーター:OECC 小河原 二郎 氏 討議者: - 日本国環境省 小圷 一久 氏 - コスタリカ政府 Mr. Felipe de Leon - ケニア環境天然資源省 Eng. Omedi Moses Jura - パラオ財務省 Ms. Lorraine Rivera - フィリピン環境管理局 Mr. Albert Magalang |
質疑応答 (14:25 – 14:35) |
展示ブース
OECCはSB46会場内に展示ブースを出展するとともに、ポスター・セッションに参加し、JCMに係る各種資料の展示を通じて来場者へ最新情報を提供しました。来場者との交流を通じて、国際社会においてJCMに関する理解が着実に進みつつあることが窺えました。配布データはUNFCCCウェブサイト(英文)からダウンロードできます。
展示ブース
日程
2017年5月8日(月)~13日(土)(SB46第1週目)
会場
Rhine Level, World Conference Center Bonn (WCCB)
TEM-Mコラボレーション・フォーラム
SB46第1週目(5月8日~12日)、UNFCCC事務局主催により「緩和に関する技術専門家会合(Technical expert meeting on mitigation: TEM-M)」が開催されました。TEM-Mとは、COP21決定を受けUNFCCC事務局が定期的に開催することとなった会合で、スケールアップや横展開の可能性を秘めた緩和のベスト・プラクティスを技術的に検証し、その成果を広めることを目的としています。
5月11日(木)に開催されたTEM-Mコラボレーション・フォーラムでは、都市環境や土地利用分野における分野横断的な取組を紹介する場として、ポスター・セッションが行われました。OECCは気候技術センター・ネットワーク(Climate Technology Centre and Network: CTCN)のメンバーとして招待され、JCMに係る取組を発表しました。
日程
2017年5月11日(木)13:00~15:00
会場
Club Lounge, World Conference Center Bonn