インドネシア:食品工場と冷蔵倉庫の省エネ[株式会社前川製作所]
2017年08月31日
2016年10月、「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」が改正され、国際的にフロン対策が強化されることになりました。オゾン層を破壊するフロンの代わりに広く使われるようになった「代替フロン」は、温暖化係数が高いため、パリ協定を着実に推進するためにも無視できません。
代替フロンの回収と破壊は、事業者にとって追加費用となりビジネスメリットが見えにくいため、自主的には対策が進みにくいのが課題でした。
インドネシアにおける魚加工工場と食品冷蔵倉庫にフロンを用いない自然冷媒を導入する本プロジェクトでは、廃棄する古い設備からのフロンを放出することも禁止しています。JCMでは本プロジェクトをきっかけに、他国においてもフロンの放出を禁止するプロジェクトが続いています。
関連リンク
自然冷媒でノンフロン化する案件としては第1号となったJCM方法論(JCMウェブサイト・英語)
「地球温暖化対策シンポジウム2017~ JCMプロジェクトの更なる拡大に向けて~」におけるJCM設備補助事業の成果報告((公財)地球環境センターウェブページ)
キーワード解説「モントリオール議定書」(OECCウェブサイト)