Carbon Expo 2014:ブース出展・サイドイベント開催

Carbon Expo 2014

ブース出展・サイドイベント開催について

ブース出展

2014年5月28日~30日、ドイツ・ケルンにてCarbon Expo 2014(主催: 国際排出量取引協会(IETA)、世界銀行、ケルンメッセ)が開催されました。(一社)海外環境協力センター(OECC)は、Carbon Expo会場内に展示ブースの出展を行い、二国間クレジット制度(JCM)を中心とした日本政府による取り組みについて、各種資料を配布するとともに説明を行い、来場者に対し、情報提供を行いました。

 

Carbon Expoイベント開催期間中、OECCの展示ブースには100名近い来場者(プロジェクト事業者、コンサルタント、検証・認証機関、各国政府機関、国際機関、学術・研究機関、メディアの各関係者等)が訪れ、JCMに対する要望や最新の動向に関する質問、制度設計への疑問、今後の予定等、様々な意見や質問が寄せられ、多くの関係者からJCMに対する高い関心が示されました。

 

Carbon Expo 2014 ウェブサイト:www.carbonexpo.com

 

来場者からの意見

日本政府によるJCMに関する事項

  • – JCMの概要及び最新動向について
  • – JCMの国際交渉における位置づけ及び発生するクレジットの用途について
  • – 途上国(インド、中国、ポーランド、モザンビーク、ウズベキスタン他)でのJCM実施可能性、JCMに関する交渉状況について
  • – JCMクレジットの取引や他の市場との互換性について
  • – JCMプロジェクトに参画する第3者機関(検証機関)について
  • – JCMの方法論や対象となるプロジェクトの種類
  • – JCM実施にあたっての日本側からの支援内容、予算額について
  • – JCMの今後の動向について、取引可能(tradable)なクレジット制度への移行時期について
  • – JCMにおけるREDD+プロジェクトの実施について

 

その他に関する事項

  • ・日本の国内排出量取引市場について

 

サイドイベント開催

「二国間クレジット制度(JCM)の実施:最新の制度スキームとインドネシアにおける近況」
“Operationalizing the Joint Crediting Mechanism (JCM): Updates of the Scheme and a Situation of Host Country, Indonesia”

一般社団法人海外環境協力センター(OECC)は、インドネシア二国間クレジット制度(JCM)事務局と共同で、JCMの最新の制度スキームと署名国の一つであるインドネシアでの近況に関するサイドイベントを開催致しました。当日はドナー関係者及び民間事業者等が参加し、制度の将来性及び国際交渉における位置付け、クレジットのダブルカウントの回避方法等の具体的な議論が行われました。また、インドネシア政府によるJCMへの活発な取り組みに強い関心が寄せられました。

 

開催日時

2014年5月30日(金)13:00~13:45

 

会場

ドイツ・ケルン、Meeting room 4&5, Koelnmesse Congress Center East

 

主催

(一社)海外環境協力センター、インドネシアJCM事務局

 

言語

英語

 

プログラム

「JCMの最新動向について」
(一社)海外環境協力センター 研究員 金子絵美
「インドネシアにおける気候変動対策の取り組みとこれまでのJCM合同委員会の結果報告」
インドネシアJCM事務局長 Mr. Dicky Edwin Hindarto
「インドネシアにおけるJCMの最新動向:モデルプロジェクト、実現可能調査及びMRV方法論開発の事例」
(一社)海外環境協力センター 研究員 佐藤瑞西