お知らせ

日ASEAN50周年記念環境ウィーク:JCMサイドイベント開催報告(2023年8月22日)

ASEAN諸国におけるパリ協定6条実施及びJCM(二国間クレジット制度)の動向と展望

開催日時

2023年8月22日(火) 13:15 – 14:15(ラオス時間)

 

主催

日本国環境省、ラオス天然資源環境省、一般社団法人海外環境協力センター(OECC)

 

概要

日本国政府はパリ協定6条に沿って、パートナー国の温室効果ガス(GHG)排出削減・吸収や持続可能な発展に貢献することを目的に、二国間クレジット制度(JCM)を通じた気候変動緩和策の実施に取り組んでいます。
本セミナーはCOP27で立ち上がった「パリ協定6条実施パートナーシップ」(A6IP)を始めとするパリ協定6条実施の進展の紹介に加え、ASEAN諸国と日本政府との協力に基づくJCMプロジェクトの展開など、パリ協定6条の実施に向けた進展に焦点を当てた内容について、日本国環境省及び、JCMパートナー国、国際機関から紹介が行われました。

セミナーは、ラオス天然資源環境省(MONRE)からの開会挨拶に始まり、日本国環境省よりJCMの最新動向、6条実施パートナーシップ(A6IP)の活動、及び今後のASEANでの取組予定について発表が行われました。
続いて、ラオスMONREより、JCM案件形成の状況、パリ協定6条実施に向けた同国における関連政策・重点セクター・課題・キャパシティビルディングのニーズ、及び今後のJCM及び6条実施に関する活動予定について発表が行われました。

カンボジア環境省からは、同国でのJCM実施の背景と同国でのJCM案件形成の状況、及びパリ協定実施の準備として、同国におけるNDCや長期戦略(Long Term Strategy for Carbon Neutrality: LTS4CN)といった関連政策について発表が行われました。
また、アジア開発銀行(ADB)からは、A6IPを含めたパリ協定実施における各国政府との協力、及びADBが実施する開発途上国の6条実施支援の内容について発表が行われました。

 

 

プログラム

13:15-13:25
開会挨拶
- ラオス天然資源環境省(MoNRE) Syamphone Sengchandala
13:25-13:35
ASEANにおけるJCM最新動向/パリ協定6条実施パートナーシップの活動、連携可能性、及び今後の計画 資料
- 環境省 重松賢行
13:35-13:45
ラオスにおけるJCM実施状況とパリ協定6条実施の準備状況 資料
- MoNRE Bounthee Saythongvanh
13:45-14:00
カンボジアにおけるJCM事業と優良事例 資料
- カンボジア環境省(MoE) Sokhim Pich
14:00-14:15
ASEANにおけるパリ協定6条実施パートナーシップに基づく協力 資料
- アジア開発銀行(ADB) Virender K. Duggal