【ご案内】アジア開発銀行(ADB)拠出事業による水田メタン削減に関するJCMを活用したフィリピン方法論案の公表に係る記者発表会開催(2024年6月28日)
2024年6月21日
近年、農業分野において、世界的に温室効果ガスの削減努力が求められる中、特に水田から排出されるメタンの削減に世界的な注目が集まっています。農林水産省では、令和5年度より、アジア開発銀行(ADB)に資金を拠出し(ADB 拠出事業)、フィリピン、ベトナムでの水田からのメタ ン削減に関する二国間クレジット制度(JCM)を活用した具体的手法の構築に向けて検討を進めてきました。
本年6月25日、本事業の成果として、まずはフィリピンにおける間断かんがい技術(AWD)による水田メタン削減に関するクレジットの信頼性を担保する具体的手法である方法論案を公表することとなりました。農業分野における JCM 方法論案の公表は本件が初めてです。
今後、当該方法論案が日本とフィリピンによる JCM の合同委員会にて承認され、方法論に基づく民間プロジェク トが合同委員会で登録され、クレジットが発行されれば、農業分野では世界初となります。
上記発表の機会に併せて、農林水産省は、本年6月28日(金)15 時より、本件発表に関する記者発表会を下記要領で開催いたします。
開催概要
日時
2024年6月28日(金)15:00~17:00
会場
Ag Venture Lab ライブラリー・ホール
(東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルヂング9階)
主催
農林水産省
共催
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター(国際農研)
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)
出席者
農林水産省、環境省、国際農研、農研機構、アジア開発銀行(ADB)、フィリピン政府、農業 JCM 関係企業(クレアトゥラ株式会社、株式会社フェイガー、Green Carbon 株式会社、株式会社クボタ、東京ガス株式会社、ヤンマーアグリ株式会社 他)
言語
日本語(冒頭ご挨拶部分のみ日英逐次通訳有)
次第(案)
- 高橋光男農林水産大臣政務官、チンフェン・シャン ADB 農業・食料・自然・農村開発室上級部長、クリストファー・モラレス・フィリピン農業省事務次官(稲作産業開発担当)からのご挨拶
- プロジェクトの内容発表(二国間クレジット制度の概要、農業分野における JCM 方法論案 公表の意義、方法論案の内容等)
- 農業 JCM 関係企業とのパネルディスカッション(テーマ:各企業における農業分野の JCM の取組状況とその特色、今後の展望と政府への期待等)
- 質疑応答
- 名刺交換会 ほか
参加申し込み方法
記者発表会へのご参加を希望される方は、2024年6月27日(木)15時までに、農林水産省ホームページ上に記載の参加申込要領をご確認の上、以下の申込フォームからお申込みください。なお、誠に恐れ入りますが、会場の都合上、対面でのご参加は原則として先着100名までを予定しております。
お問い合わせ先:
農林水産省輸出・国際局国際戦略グループ
記者発表会担当:田中、小野寺、杉村
Email:hiroyuki_tanaka830@maff.go.jp ; hajime_sugimura200@maff.go.jp ; kokusai_senryaku_sokatsu@maff.go.jp
TEL:03-6738-6155