I4C 2022ウェビナー傍聴:エネルギー移行期における女性のエンパワーメント:人権を羅針盤に?(2022年5月26日)

2022年6月16日

「エネルギー移行期における女性のエンパワーメント:人権を羅針盤に?(Women’s Empowerment in the Energy Transition: Using Human Rights as a Compass?)」

日時:2022年5月26日(木)
主催:I4C

本イベントでは、人権が持続可能な移行を保証する基本的なツールであり、誰一人として取り残されることのないよう、気候変動対策を導くための羅針盤として使用することが可能であり、またそうでなければならないことを様々なステークホルダーに強調し説明することを目的として開催された。本イベントでは、それぞれの知見を発表した。
本イベントでは、最初にモデレーターが、気候変動対策において人権およびジェンダー平等を重視することがいかに重要であるかの概要を説明した後、エネルギー移行の専門家がヨーロッパ(セルビア)では暖房の燃料として持続可能でない形で薪が利用されているが、電動の暖房器具への移行は貧困が理由で困難であることが報告した。また地元の若い起業家から、中米(グアテマラ)で先住民の女性への悪影響を調査も考慮もせずに行われた水力発電事業の事例が紹介された。女性のリーダーシップが気候変動対策において重要な役割を果たすことができること、ジェンダー的に公正なエネルギー移行を確保するためには、部門や分野を超えた協力が重要であることが強調された。

傍聴報告はこちらからご覧いただけます。