モンゴルにおけるJCMプロジェクト促進のための訪日研修

2019年03月11日

2月11日~15日にかけてモンゴル政府関係者が訪日し、モンゴル国での再生可能エネルギー分野におけるJCMプロジェクトの実施を促進することを目的とした会合及び施設見学を行いました。

 

モンゴル国では電力供給量の不足および、火力発電に起因する冬季の大気汚染が深刻な問題となっています。その対策として太陽光発電事業が拡大しており、そのうち50%以上はJCMプロジェクトによるもので、これはモンゴル国が掲げる国の温室効果ガスの削減目標達成にも大きく貢献しています。一方、その発電量が増加することにより、送配電網のキャパシティが逼迫していることから、モンゴル政府は発電事業者による蓄電池の導入義務化を検討しています。

 

日本の環境省及びJCM関係者との会合においては、JCMプロジェクトの促進のための課題や方策について協議が行われました。また、太陽光発電及び蓄電池の技術を有する企業へ訪問し、技術や設置に係る期間や方法、価格等の具体的な導入を検討するための情報が共有されました。モンゴル政府参加者からは有益な情報を得る良い機会となり、今後のエネルギー対策や技術導入に活用していきたいとのコメントがありました。

関連リンク

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