【開催報告】パラオにおけるJCMの実施に関するセミナー

2019年12月03日

2019年11月12日(火)、日本国環境省とパラオ共和国公共基盤・産業・商業省共催の“Seminar on the Joint Crediting Mechanism (JCM) Implementation in Republic of Palau”がパラオ共和国コロール市にて開催されました。

 

本セミナーでは、在パラオ日本国大使館の荻野毅臨時代理大使による開会の挨拶の後、パラオ共和国公共基盤・産業・商業省からパラオにおけるJCMの進捗状況等が共有されました。セミナー事務局のパシフィックコンサルタンツ株式会社からJCM設備補助事業とその活用のポイント、JCM Global Matchサイトについて紹介し、現地企業のWestern Caroline Trading CompanyとSurangel and Sons CompanyからはJCM設備補助事業を活用した太陽光発電事業の成果が報告されました。セミナーの最後には、チャールズ・I・オビアン公共基盤・産業・商業大臣から閉会の挨拶がありました。

 

当日は民間企業10社をはじめ政府関係者等30名近くが参加し、CO2排出削減量のMRVの手法、JCMのこれまでのCO2排出削減量等の成果や現地民間企業がJCM設備補助事業を活用することによるメリット等について、発表者と既にパラオでJCM設備補助事業を実施するシャープエネルギーソリューション株式会社様を含めた参加者間で活発な質疑応答や議論が行われました。

 

また、セミナー後には、セミナー事務局による個別相談を実施し、現地企業がJCMを活用するにあたっての疑問等について相談に応じました。

 

これらの協議が将来の具体的な事業につながることが期待されます。

関連リンク

  • 島嶼国の商用施設への小規模太陽光発電システム導入プロジェクト
  • オビアン公共基盤・産業・商業大臣、荻野臨時代理大使らを囲んでのフォトセッション
  • オビアン公共基盤・産業・商業大臣による閉会挨拶
  • Q&Aセッションでは活発なやり取りが行われました