COP28サイドイベント傍聴:パリ協定6条4項における次の動向:国連の新規カーボンクレジットメカニズムの運用(2023年12月3日)
2024年2月2日
「パリ協定6条4項における次の動向:国連の新規カーボンクレジットメカニズムの運用(What’s next for Article 6.4?: Operationalizing the UN’s new carbon crediting mechanism)」
日時:2023年12月3日(日)
主催:Secretariat of the United Nations Framework Convention on Climate Change (UNFCCC)
本サイドイベントは、パリ協定6条4項メカニズムの運用に向けた最新の作業状況と今後の見通しについて共有、及び議論を行うことを目的に開催された。まず、6条4項の監督機関の議長及び副議長より方法論、除去に関する2つのレコメンデーション等の2023年に達成された作業の成果、2024年の見通しについて共有が行われた。続いて実施された監督機関メンバー、及び関係者(SBメンバー)によるパネルディスカッションでは、国のニーズに応じたキャパシティビルディング構築の必要性、先住民族がメカニズムのプロセスに関与することの重要性、6条4項メカニズムによって生み出されるクレジットの買い手となる国や民間セクターより6条4項メカニズムに期待する高品質なクレジットへのアクセスの提供や早期に運用を開始することの重要性について意見が述べられた。また、質疑応答では、CDMプロジェクトの移行を含む方法論の開発、持続可能な開発ツールや苦情処理メカニズム、レコメンデーションに基づいた除去に関するガイダンスの開発といった今後の監督機関の作業に関する質問に基づいた議論が行われた。
※本ウェビナーの録画はUNFCCCのYouTubeチャンネルから閲覧可能。
傍聴報告はこちらからご覧いただけます。