COP28サイドイベント傍聴：国際炭素市場でのモロッコの経験：パリ協定6条の準備と運用化（2023年12月5日）

「国際炭素市場でのモロッコの経験：パリ協定6条の準備と運用化（Morocco’s experience in international carbon markets: Readiness and operationalization of Article 6）」

日時：2023年12月5日（火）
主催：モロッコ政府, Gold Standard Foundation (GSF), Zurich University of Applied Sciences (ZHAW)

本サイドイベントでは、モロッコ政府およびパートナー国やドナーとの協力によるパリ協定6条実施に向けた取組および革新的な政策的クレジットアプローチ（policy crediting approach）の取組について情報共有と議論が行われた。まず、モロッコのエネルギー移行・持続可能な開発省からはパリ協定6条実施のロードマップや制度的インフラの整備の進捗が共有された。次に、GIZからモロッコのNDC実施のための資金動員や必要資金の分析について共有された。その後、モロッコ政府と協力を行うステークホルダーとして、Klik財団からは6条2項によるモロッコとの協力状況について、IETAからはホスト国政府による民間セクターへの関与の必要性について紹介された。そして政策的クレジットアプローチについて、GGGIからはモロッコの再エネ分野における政策的クレジットアプローチの検討について、ノルウェー気候・環境省からはクレジット調達の立場からの期待について、およびGold Standardからはクレジット制度としての取組について、それぞれ紹介された。最後に、質疑応答では、クレジットの取引価格の捉え方と政策的クレジットアプローチの追加性について質疑が行われた。

※本ウェビナーの録画はUNFCCCのYouTubeチャンネルから閲覧可能。

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