COP27サイドイベント傍聴:パリ協定6条の独立苦情処理プロセスのための主要原則(2022年11月9日)
2022年11月24日
「パリ協定6条の独立苦情処理プロセスのための主要原則(Core principles for an independent grievance process in Article 6)」
日時:2022年11月9日(水)
主催:Carbon Market Watch), Comité Catholique contre la Faim et pour le Développement - Terre solidaire (CCFD-Terre Solidaire), German NGO Forum on Environment and Development
COP26で合意されたパリ協定6条4項ルールには「6条4項の活動に関わるステークホルダー、活動参加者及び参加締約国は、監督機関による決定を要求すること、または苦情が独立苦情処理プロセスにより対処されるよう要望することが可能である。」と規定されている。本イベントでは、炭素市場におけるプロジェクトが地域コミュニティ及び先住民族に悪影響を与える懸念を踏まえて、そのようなリスクを最小化し、人々の権利が保証されるために独立苦情処理プロセスが重要であることを指摘している。Centre for International Environmental LawのErika Lennon氏からは、独立苦情処理プロセスの意義と原則について、International Indigenous Peoples' Forum on Climate ChangeのGhazali Ohorella氏からは先住民族が有する権利と参加の重要性について、GCFのPaco Gimenez-Salinas氏からはGCFの独立是正メカニズム(Independent Redress Mechanism: IRM)の仕組みと経験について、また各登壇者から6条4項の独立苦情処理プロセスへの提案について、発表された。パネル・ディスカッションでは、独立苦情処理プロセス検討へのステークホルダーの参加やタイムラインのあり方について議論された。
※本ウェビナーの録画はUNFCCCのYouTubeチャンネルから閲覧可能。
傍聴報告はこちらからご覧いただけます。