COP26サイドイベント傍聴:熱帯雨林の保護 - 良いカーボン・クレジットをどう判断するか(2021年11月5日)
2021年11月16日
「熱帯雨林の保護 - 良いカーボン・クレジットをどう判断するか (Tropical Forest Protection – How to Determine What Good Looks Like for Carbon Credits)」
開催日:2021年11月5日(金)
主催:Environmental Defense Fund (EDF), Conservation International (CI), Earth Innovation Institute (EII)
森林を保全するために早急な対策と、対策を実現する資金が必要であり、資金源としてREDD+がある。このイベントでは、①高品質な森林起源の炭素クレジットを確保する方法、②先住民や地域コミュニティの権利を支援・尊重し、その他の社会的・環境的利益を達成しながら、大規模に森林を保護・回復するために、どのように資金を動員するか、を検討した。高品質な炭素クレジットに関するガイドライン作成者(EDF)、先住民(アマゾン)、国家(ケニア政府)、地方自治体(ブラジル)の立場から、それぞれの取組を紹介した。世界共通のガイドラインを策定し、REDD+の準国(jurisdictional)レベルでの入れ子構造のシステム(ネスティング)等の手段を確立し、先住民や地域コミュニティの権利やプロジェクト初期からの参加を尊重することで、森林起源のクレジットの質の高さと規模を確保する。これらの取組により森林の保護・回復を大規模にすすめるための資金を炭素市場から得ることができる。
※本ウェビナーの録画はUNFCCCのYoutubeチャンネルから閲覧可能。
傍聴報告はこちらからご覧いただけます。