I4Cウェビナー傍聴：世界的な緩和の野心を高め、適応を支援するための協力的なアプローチ（2021年5月26日）

「世界的な緩和の野心を高め、適応を支援するための協力的なアプローチ (Cooperative approaches to enhance global mitigation ambition and support adaptation)」

日時：2021年5月26日（水） 22:30–23:20 JST
主催：West African Alliance on Carbon Markets and Climate Finance and Eastern Africa Alliance on Carbon Markets and Climate Finance
スピーカー：Bianca Gichangi, Eastern Africa Alliance on Carbon Markets an Climate Finance; Lucy Naydenova, African Development Bank; Mischa Classen, KliK Foundation; El Hadji Mbaye Diagne, Afrique-Energie-Environnement（不参加）
参加者数：約40名

COP26が延期され、第6条の交渉で成果が得られなかったにもかかわらず、気候変動対策は続いている。アフリカ諸国は、「自国の貢献（NDC）」の実施において、排出量を削減し、回復力を高めるために、パリ協定6条に基づく協力的なアプローチに参加する準備を進めている。
いくつかの新しい市場および非市場のイニシアティブはすでに開始されており、アフリカ大陸のさまざまな国の優先事項や状況を反映した、共有可能な実践的教訓をもたらしている。排出量の削減に加えて、アフリカ諸国の優先事項である適応のための資金調達に焦点を当てたアプローチもある。その1つはアフリカ開発銀行（AfB）の「適応のための結果ベースのメカニズム（ABM）」である。CO2換算のような統一された単位はないが、各プロジェクトにはそれぞれ固有の特徴と価格がある。独立した専門家組織「適応ベネフィット委員会」が、ABMプロジェクトを開発する際に使用できるガイドラインやツールを作成している。またパリ協定6条に基づき、透明性の高い国とスイスとの間で結ばれた枠組み合意（二国間協定）に則って、Klik財団はアフリカの複数の国でプロジェクトを計画・実施している。セネガルでは「バイオダイジェスター（Biodigester）プログラムを実施しており、ガーナ・モロッコ・マラウイ・ケニア・エチオピアでは二国間協定に向けた交渉や、改良型の調理用コンロ等の事業が実施もしくは検討されている。

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